なんだか無性にスマートウォッチが欲しくなるRiard
唐突にスマートウォッチを使ってみたい欲が湧いてきたので色々物色していたのですが、ざっとAmazon見ただけでもお値段ピンキリのわりに謳っている性能はそれほど大差ないなあ・・・・・というものが多くこの2千円のヤツと8千円のヤツは時計・心拍数・歩数etcどっちも計測できるモデルだけど一体なにが違うんや・・・・という気持ちになり、かといってFitBitやSony、カシオのような大手ブランドは恐らく失敗はしないけどウン万円するのでちょっと使ってみたいくらいのきもちで買うには思い切りが足りない・・・・と考えつつ、まずモノを選ぶにあたりどんな要素を優先したいか脳内でリストアップしてみる事から始めました。
優先度順に、
1.見た目
活動量つきの時計となれば常時身につける想定なので、クソダサいやつはイヤです。2.お値段
かっこいいものはだいたい高い。調べてみて初めて知ったがCitizenやら時計の老舗ブランドもスマートウォッチ参入しているんですね。お値段ウン十万。3.スペック
最低限時計として使えて欲しい。1日に何度も充電しなければいけないようなモデルは論外。あとBluetoothで携帯からの通知を転送できてほしい。歩数計、心拍計、睡眠計のどれかがついていてほしい。欲を言えば電卓がついてればいいなあ。画像で検索
という条件なので、まずルックスを重視するなら画像検索かけて気に入ったやつの詳細を調べてみるのがよいのでは?と思いGoogleでスマートウォッチをググってみる。知ってるやつの中だとやっぱPebbleがいいなあ・・・・と思っていたんですが残念ながらPebbleはFitBitに買収されてしまったので後継モデルが出ないんですよね。
あと心拍計のついているPebbleはカラー画面のものが無く、カラー画面のPebbleTimeは携帯の通知を見る事くらいでしか楽しめなさそう&お値段がどうしても1万超えるので残念ながら却下。
次点で外観がよさそうだったのがFitBitのiONICとMakibesのi4でしたが、iONICは最新モデルであることも相まって3万超の高級品でしたので断念。
かくして、中国かどっかの会社だと思いますが、Makibes製品で検討することに。
謎の会社Makibes
Makibes。聞いたことありますでしょうか。僕はない・・・・!
会社の製品サイトは非常にしっかりしていて、中華臭はありません。
しかしAmazonで製品検索かけてみてもi4及びカラーディスプレイのモデルは販売していないので、これまた怪しいGeekbuyingというこの手のガジェットを多数取り扱っているワールドワイドな通販サイトを使うことにしました。
Makibes i4シリーズのぶっとんだスペック
1.Android5.1搭載
日本の製品で時計自体に泥が入っているという製品は無いんじゃないでしょうか?Wi-Fiに対応しており、GooglePlayで好きなアプリ(Android5.1サポートのものに限りましょうが)落として使えますと書いてある。それってもうスマートウォッチというより時計形のスマホじゃん・・・・?
2.Wi-Fiと3Gネットワーク対応、NanoSIMが刺さる
スマートウォッチというより時計形のスマホじゃん・・・・?3.クアッドコアCPU(MTK6580とかいうやつらしい)、ROM16G、RAM1G
スマートウォッチというより時計形のスマホじゃん・・・・?その他の機能:
その他の機能:ダイヤル、メッセージング、連絡先、天気、GPS、Playストア、Googleマップ、Google Now、通知リマインダー、OTAアップグレード、リモートカメラ/音楽、サウンドレコーダー、カレンダー、時計、検索電話など
など。
しかしバッテリ容量は350mAh。参考稼働時間が明記されていませんが、泥が入っている時点でスタンバイ時の消耗が激しすぎることを予想し1日持てば良いほうなスペックなのでは・・・・?と思ったことと、なんだかよくわからない会社の製品をなんだかよくわからない通販サイトを通して届くかどうかわからない国際郵便で送ってもらうのに1万円は出せないなあ・・・・というきもちで他のMakibes製品を当たってみることにしました。
その中で条件を満たしていそうなG05というモデルがあったのでスペックからご紹介。
スマートフォンウォッチMakibes G05シリーズ
1.OSは時計独自のもの
泥搭載ではありません。待機時間の電池消費を考えるとこの方が用途にあっているでしょう。2.3Gネットワーク対応、NanoSIMが刺さる
Wi-Fiはありません。日時等の同期はBluetooth接続したスマホを通して行います。
3.カメラ付、RAM64MB ROM128MB、16GまでのSDカードが刺さる
その他:心拍・血圧・睡眠・歩数計といった活動量計一式に加え高度計、気圧計、コンパス、GPS、ストップウォッチ、MP3プレイヤ、カレンダー、タスクリスト、ボイスレコーダ、ビデオレコーダ、電卓など非常に多機能
G05は無印とProがあります。今回購入したのはProですが、
Pro→血圧計、カメラがついてる。バッテリは380mAh、通常の心拍計を搭載
無印→血圧計、カメラなし、バッテリは500mAh、SportsHartrateMonitorなるものがついている
という差になっているもよう。
おそらく解像度はおもちゃレベルでしょうが、時計にカメラがついているモデルも日本製には無い特徴かなと思ったのでカメラ付のProを購入しました。
購入から配送まで
前述のとおりGeekbuyingという怪しい通販サイトで購入します。2018年1月31日現在、半額セール中で5千円程度で入手できました。海外発送なのに送料込みでこれは大変お安い気がするんですが・・・・・この手の海外通販を使うときは、個人的にはPayPalがオススメです。万万が一商品が届かない等のトラブルがあった場合、PayPalを通しての決済だとPayPal側に問い合わせれば間に入って業者に確認してくれたり、場合によっては返金してくれます。また業者にカード番号を教える必要がありません。(とはいえ基本自己責任なので過信は禁物)
まずGeekbyuingでアカウントを登録し、マイアカウントの左メニューの一番下から配送先の住所を設定します。この操作をわざわざやらないと向こうからは住所を聞いてくるステップがないのでご注意。
尚、住所は英語で入力してください。サイトが半端に日本語表記になるので混乱しがちですが最悪JapanとZIPコード(郵便番号)が明記されていればなんとかなります(?
僕の場合、決済完了から2週間弱で自宅に到着しました。
サイズ感はこんなかんじ。
マシン本体のほかに充電用のケーブルがついてきます。Android携帯等で一般的な普通のUSB-C端子だと思いますが端子のカバー部分が時計のヘッドと干渉してしまうので接続部が一般のUSB-Cケーブルより少し長めに作られてます。
SIMとmicroSDは同居可能です。
SIM、SDカードは入れなくても動作しますが気持ち的に入れてみた。SIMの回線に課金はしてません。入れてみただけ。
裏側にセンサーがついてます。ここから出る光をなんちゃらして心拍や血圧を測定している模様。
スマホとの連動は専用のFunDoというアプリを使って行います。
FunDoを介したペアリングと、スマホ搭載のBluetoothペアリングとは別物なので最初にFunDoをダウンロードしてFunDoのメニューから機器を接続します。スマホのBluetoothペアリングを使うと同期がうまくいかないので、その場合は一度ペアを削除してFunDoの画面からやり直せばOK。
使用感
睡眠センサが特に面白いかも。どれくらい熟睡できているかわかります。
ただし通知内の日本語は文字化けします。本体のランゲージパックに日本語が搭載されていないので当然ですね。
アプリは若干あやしめの日本語で表示されますが、マシンは日本語非対応なのでご注意。
接続まわりで凄くよかったのは、時計を見に付けたまま携帯を置いて離れた時、当然一度接続が切れるんですが再接続は勝手にやってくれるということ。席をはずすたびにスマホをいじって再接続して・・・というようなストレスが無いです。
また距離によって接続が切れると腕時計が振動するので、置き忘れ防止対策にもなりそう。
本体の電池維持のためにBluetoothをオフにする→オンにする 等の操作をしたときも同様で、このくらいのユーザフレンドリーさがポケモンGo Plusにも欲しいところですね・・・・・・・・
難点はセンサまわりの動作があまり信用に足るといえないところでしょうか。
例えば血圧は132/84くらいと表示されるんですが、試しに入浴後の血圧が下がりやすい時点で測定してみてもほぼ同じ値でした。だいたい血圧センサがこういう光を使ったもので正確にわかるなら病院とかでも実装されていて然るべきですよね・・・多分かなりアバウトな数字しか出ないんじゃないかなと思います。
脈拍センサはそこそこ正確だと思います。脈拍は今日日ランニングマシンの持ち手部分を握るだけで測定できるようなものもありますし、仕組みはよくわかりませんが信用していい気がします(
そして睡眠センサですが、多分これは体温の上下を見ているのでお風呂上がりなど極端に体温が上がった時点で身につけていると寝てるんじゃねコイツという判断をされます。
さらに歩数センサが長時間動いていないかどうかも恐らく判断基準にされているようで、時計をはずして長時間おいておくと寝ている判定が入っているようです。
正確性を得るには使用しないときは電源を切るなどの対処が必要かなと思います。幸い時計の立ち上がり動作は10秒程度でかなりサクサクです。
高度計・気圧計は自宅の山を降りると気圧が上がって高度が下がるのでわりと正確です。
コンパスは本体のジャイロをONにしていないと使えません。メインメニューのセッティングでMotionからWake up gestureをオンにします。
これをオンにすると腕時計を振って画面を点灯させたりできますが、誤作動による電池消費を考えるとあまりオススメしません。コンパスが必要なときONにする程度でいい気がします。
歩数計は、腕が動くとカウントされてしまうので歯ブラシしたりすると歩数が進みますw
歩数目標値を設定でき、目標の何%が達成されたか等表示させることができます。
G05はスポーツ用スマートウォッチとして作られたモデルなので、サイクリングやウォーキング、ランニング、バスケットボール等どのスポーツをするか選択し、どの程度運動したか記録・確認ができるようなメニューもあり、運動量計としてのスペックも優秀そうです。僕は時計が届いてから犬のおさんぽくらいしかしていないのでフル活用できているとはいえませんが・・・・
難点はオーディオやカメラといった他のユーティリティにアクセスする際の操作が面倒です。ショートカットを設定できないのでいちいち左スライド、メインメニューを呼び出し、探し出して選択・・・・といった操作を強いられます。スマホのようにアイコンをワンタッチするだけで起動できるような仕組みがあれば尚よかったですね。
電池の持ちが思ったより良くないのもマイナスポイントでしょうか・・・・僕のモデルは350mAhでおもちゃレベルのカメラがついているヤツなので、500mAhでカメラなしのモデルを選択するほうが賢いかもしれません。使い方にもよると思いますが終日Bluetoothをオンにしていると1日に1回は充電が必要です。
あと試していませんが公式説明を読むかぎり、オーディオを使いたい場合、腕時計のスピーカーから流すしかないようです。有線のイヤホンジャック穴もBluetoothヘッドセットを接続する機能もありません。これは通話の際も同様なので、電話がかかってきた時ハンズフリー通話状態になります。なので電話の応答に使用したくなければ、FunDoアプリから通話連携のみ切ることも可能です。
ということで一長一短ありますが、高いスマートウォッチを買うまえにお試し体験がしてみたい、というようなニーズには充分応えられるエントリーモデルな感じで何よりお安いので、気になってる方はお試しあれ。
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